「踵骨滑液包炎」とは?

「踵骨滑液包炎」とは、かかとの骨(踵骨)まわりにある「滑液包」という小さな袋が炎症を起こした状態です。
この「滑液包」は腱や皮膚が骨と擦れあうときに摩擦を減らすクッションの役割りをしており、普段は痛みを防いでくれています。
しかし、繰り返しの圧迫などの刺激が続くと炎症を起こし、腫れて熱を生じ、歩行や靴の着脱のたびに痛みを感じるようになります。
踵骨滑液包炎には2つのタイプがあります。
①「踵骨後部滑液包炎」
踵骨とアキレス腱の間の 滑液包に炎症が起こるタイプ。
サイズが合わない靴や硬い靴のかかと部分が長時間当たったり、ランニングやジャンプ動作、立ち仕事などでアキレス腱を酷使したりして摩擦や圧迫が繰り返され発症します。
アキレス腱が硬かったり、アーチの崩れ(扁平足やハイアーチ)でも摩擦や圧迫が加わります。
かかとの後方が赤く腫れ、靴を履くとズキズキ痛むのが特徴です。
②「踵骨下滑液包炎」
かかとの下側(足の裏側)の滑液包に炎症が起こるタイプ。
長時間の立ち仕事や歩行、アーチの崩れなどで足の裏に負担がかかり発症します。
朝の一歩目に強い痛みを感じたり、立ち続けるとうずくように痛むのが特徴で、足底腱膜炎と間違われることもあります。
どちらとも初期にはアイシングで熱をとり、安静にすることが大切です。
慢性化すると歩くたびに痛みを感じるようになることもあります。
当院では「問診」「視診」「触診」「エコー検査」にて症状を見極め、負担のかかる原因も探します。
「マッサージ」で周りの筋肉をほぐして血流を改善し、「ストレッチ』で滑液包にかかる負担を減らします。
「干渉波治療器」「超音波治療器」「マイクロ波治療器」も併せて、早期回復を促します。
セルフケア指導や靴とインソールのアドバイスも行い、再発防止につとめてます。

ブログ監修者
あおぞら鍼灸整骨院
院長 筒井 盛行
柔道整復師 鍼灸師
日本柔道整復接骨医学会 所属
日本超音波骨軟組織学会 所属
業界歴27年 ゴルフやランニングなどのスポーツが趣味
痛みが取れた患者様の笑顔を見るのが励みです。「ていねいな施術」と「コミュニケーション」を大切に施術してます。
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